北海道・十勝のエゾモモンガ
かわいい。カワイイ。kawaii。キュート。愛おしい。尊い。モフモフ。ヤバイ。こんな言葉がすべて当てはまるのがエゾモモンガ。この可愛さ、おそらく世界共通です。
エゾモモンガは樹木にできた樹洞を巣穴として生活しています。だからエゾモモンガを探すにはまず巣穴と痕跡を探すこと。防風林や雑木林をくまなく歩いてみるとたくさんの樹洞を見つけることができます。その樹洞の近くにエゾモモンガの糞や尿があったらビンゴ!きっとその樹洞の中にはエゾモモンガが寝ていることでしょう。
エゾモモンガに興味を持ったのは数年前。ガイド仲間の吉原さんのエゾモモンガガイドをお手伝いしたことがきっかけ。吉原さんにエゾモモンガのことを色々と教えて貰いながら近所の雑木林から山岳地帯まで探してみると十勝には想像以上にたくさんのエゾモモンガが生息していることを知りました。
さて、エゾモモンガを無事に見つけられたとします。するとやっぱりそのカワイイ姿だけでも写真に撮って持ち帰りたくなります。…でもそうそう甘くないのがエゾモモンガたち。彼らは夜行性なので基本的に明るい時間帯にはなかなか姿を見せません。そして超臆病。シャッターチャンスは朝晩の2回のみ。そしてそして真冬だからめちゃくちゃ寒い。満足できる写真を撮影するには、、、忍耐力は必須、モモンガたちへの愛情と優しさも必須、カメラやレンズの知識も少し必要、なにより運も大切です。
ここ数年、冬になる度にモモンガを探して観察して撮影して。トライ&エラーを繰り返してわかったことは巣穴ごと、モモンガごとに個性があること。例えば…高い巣穴、低い巣穴、西向きの巣穴、東向きの巣穴、3匹入っている巣穴、10匹以上入っている巣穴、比較的明るい時間帯にモモンガが出てくる巣穴、真っ暗になってからモモンガが出てくる巣穴、出巣したら必ずオシッコするモモンガ、出巣したらしばらく固まるモモンガ、出巣したらあっという間に木を駆け上ってどこかへ飛んでいってしまうモモンガなどなど。しかもそれが年によっても違うし、ワンシーズンの中でも好調と不調の波があります。フクロウ、カラス、テンなど天敵からの攻撃によっても状況が一変します。
そんな日々変化するエゾモモンガの巣穴コンディション…
シャッターを押すその日にいちばんコンディション良い巣穴を知っているのが日々リサーチやガイドで巣穴を観察している僕たちガイドの強みなのだ!
ということでCalico Flies&Guidesの2025年冬、エゾモモンガはじめました!